絵の基本「特徴」を掴む方法・アイデア

イラスト

こんにちは、 まつかわゆきこです。
前回のブログでは、絵の基本「デッサン力」について解説しました。
今回は、実際に描く時におすすめな「特徴を掴む方法・アイデア」を初心者の方にも分かりやすく、お届けします。PRを含みます。

楽しみ楽しみ♪

「イラスト・絵」の要素(材料)

さて、前回

情報を整理して、自分の感じた特徴を表現する



ことが大切だと、お伝えしました。
これは、描き手である私たち側からの視点です。

ここからは、表現された側の「絵」に、どう言った特徴があるのか?
その主な表現要素を見ていきましょう。

おお…
なんか難しそうだぞ〜

大丈夫!
お料理に
例えてみるね♪

さて、あなたは「料理」をしたことがありますか?
あの「材料を選んで、食べたいご飯を作る」料理と絵は似ていますよ。
例えば「おにぎり」は材料の「米、海苔、梅干しなどの具材」から出来ていますよね?
絵にも材料(表現要素)があります。その主な材料を見ていきます。

絵の材料(表現要素)

  • 形、面
  • 雰囲気、質感
  • レイアウト(配置)要素のまとめ

いろんな材料があるんだね!

1つ1つ
順番に見ていこう♪

イラストや絵を見て、まずパッと飛び込んでくるのは「」ではないでしょうか?
「 色がキレイ!見ていて元気になるな」とか「落ち着いた色合いで、和むわ…」など
色の印象はとても強く、そのぶん役割も大きいです。
1色1色の選び方も大切ですが、隣り合う色や全体での組み合わせで、見え方が全く違ってくるのが「色のマジック」楽しい所です。

青いリンゴと赤いリンゴだと
だいぶ違うもんね!

点が集まって「」になり、イラストや絵では主に輪郭を表します。線で形を作ります。

例えば ○
この丸から

何が思い浮かぶ?

ボール、コンタクトレンズ、卵…

形が見えると、イメージがグンと膨らみますね♪
線の役割は、他にも「動き」を表すことが出来ます。漫画の描写がわかりやすいでしょうか?
細かい線がササササッと描かれていれば、移動しているように見えますね。
その他にも、質感や雰囲気を表すことも出来ます。繊細で滑らかな線は、優雅な雰囲気になります。また太く荒い線では、野生的な表情を作りやすいです。
線だけで描かれる「線画」の世界もありますし、「文字」や「書」の世界などにも繋がります。

線は表現の幅が広く
奥が深いな…

面・形

次に「面と形」を見ていきましょう。
部品やパーツを思い浮かべると、分かりやすいかなと思います。例えばティッシュの箱をイメージしてみましょう。箱の1面が6つ集まってティッシュの箱(形)が出来上がりますね。
遠近法を使って描けば距離感が出てきますし、影を付ければ立体感が出てきます。描きたい物に、どんどんと奥行きが出てくる瞬間です。

空間が見えてくるよ

雰囲気、質感

全体から醸し出される要素でもある「雰囲気・質感」です。
例えば料理のポスター。暖かい雰囲気を出したい「鍋料理」と、ひんやり冷たい雰囲気を出したい「冷やし中華」では、表現したい「雰囲気・質感」も変わってきますよね。
色や線などの要素をコーディネートしながら、様々な雰囲気を作ることが出来ます。

毎年の
冷やし中華のポスター大好き!

夏の風物詩だよね♪

レイアウト(配置)要素のまとめ


さて、色や線などを使って形を作りました。次は、これらを調整して1つにまとめ「レイアウト(配置)」します。要素の組み合わせや場所の選択、大きさに変化をつけるなどで、伝わり方も大きく変わります。何をどう伝えたいか?伝わるのか?を見つめる「要素のまとめであり、スタート」でもあります。


特徴を表現する(材料を選んで料理する)

絵の側から、表現要素(材料)をみてきました。

何かを描く時、これらの要素の、何に自分が惹かれるかをじっくり観察してみましょう。
例えばですが、リンゴがいくつかあるとしますね。
同じ景色を見ながら
★あなたは、それぞれの色の違いに興味を持ったとします。
★私は、大きさの違いに面白味を感じました。
それぞれが、惹かれた要素を特徴的に描いたらどうなるでしょうか?同じ物を見て描いても、全く違う絵になるのは想像しやすいと思います。

表現要素(多くの材料)から、気になる特徴(好きな材料)を選んで、描く(料理する)


まとめ

この記事では、描く時におすすめ「特徴を掴む方法・アイデア」について紹介しました。

表現要素(材料)

  • 面、形
  • 雰囲気、質感
  • レイアウト(配置)要素のまとめ

表現要素(材料)から、気になる特徴(好きな材料)を選んで、描く(料理する)


「絵」を具体的に知ると、親しみやすくなります。
何か行き詰まった時も、要素を見直してみましょう。新たな発見や、解決の糸口が見えてきますよ。

今回は以上です。


次回は「立体的に描きたい!」そんな時の方法やアイデアをお届けする予定です。


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