こんにちは、まつかわゆきこです。
今回は「偶然で作る物語」の「0時」を、お届けします。
前回「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」について書きました。
このアイデアで、今回から物語を紡いでいきますね。
おお〜!
どうなっていくんだろ?
早速、作っていくね♪
キーワードは「物語」の
後にまとめたよ
『天』の「0時」
今日の始まり「0時の空」を観察するよ。空自体は水色なんだ。透明感があって、どこまでも広がる水色。そこに、レンガを積み上げるように、夜の空気がびっしりと詰まっている。微妙に変化していく夜の空気が、空の色と重なっているよ。
風はね、程よく吹いている。さっきまでとは違う「始まりの空気」って感じ。ゆっくり、じっくり深呼吸してみよう。どうだろう?何か感じる?
この風に動かされて、雲がマッサージされるように、どんどんと形を変えているよ。モクモク、ムクムクっと。夜の空気に撹拌される、雲の動きを見ているのは楽しいな。気持ちがほどけるみたいなんだ。0時の空に、循環を促す風が吹いている。
『海』の「0時」
真夜中の海は、深い暗い紫色。月明かりを受けている。今はあまり波もなくて、海面はゼリーみたいにプルプル揺れてるんだ。
さて、海の中に潜ってみようか。この時間は何となく、魚達もまったり動いているように見えるな。体に、大きなベルト模様のあるイカや魚が泳いでいるよ。海の中の全部、大きな魚も小さな魚も、みんな体のどこかに月明かりをツヤツヤと浴びているんだ。想像してみて。
そんな中、岩場や珊瑚の影から、光を放つクラゲが登場!思いがけない所から出てくるもので、真夜中の海にちょっとした刺激が走るんだ。
何はともあれ、この時間は水のリズムが穏やかなんだな。このリズムに乗って、海の中を眺めていよう。
『陸』の「0時」
動物は、大半が眠った。人間はまだ結構起きている時間だよ。部屋の隅で忘れられていた絵筆を引っ張り出して、何やら描き始めた人がいる。「何となく、急に描きたくなってね」そんな気持ちが沸き起こる時間なんだ。
暗めの赤で描き進めているよ。「この色は昔、好きだったソファの色なんだ」しっとりと柔らかい肌触りや、包まれるような座り心地を思い出しながら、筆を運んでいる。「そうだ!またあんな座り心地の良いソファが欲しいな。探してみよう」そんなことを思ったところで、仕上げは明日にして眠る準備を始めたよ。シナモンティーを淹れて、ゆっくり味わっている。「この香りで、ぐっすり眠れるんだ」きっと素敵なソファが見つかるよ。おやすみなさい。
今回は「偶然で作る物語『0時』」をお届けしました。次回は「1時」をお届け予定です。。3つの物語で、気になった言葉や、目についた絵柄はありましたか?
今日の内容を
紙芝居風の動画にしました→ You tube
こちらもぜひ、お楽しみください♪
さて、次回は「1時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。
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