こんにちは、まつかわゆきこです。
「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」を使って、物語を紡いでいます。
今回は「偶然で作る物語」の「15時」を、お届けします。
『天』の「15時」
さて、天が「15時」になったよ。ゆったりと風が吹いている、そんな時間。
そこへ、何かが「ふわっ」と舞い上がってきた。
しなやかに揺れながら、雲の上を流れていくよ。くちなし色の見なれないものみたいだけど、何だろう?と思ってよく見たら、それはスカーフだったんだ。
ずいぶんと上まで上がってきたね!
「なぜか風に運ばれて、ここまできちゃった。なかなか快適なところね♪」
スカーフはこの状況を、楽しんでいるみたいだな。優雅に漂っている。
雲の上でみるスカーフって格別だよ。布のしっとりとした様子や、模様の色合いが、15時の光に照らされている。
『海』の「15時」
さて、海が「15時」になった。レンガ色の岩かげで何やら楽しそうな声が聞こえてくるよ。なんだろう?
どうやら、ネックレスが流れてきたみたいだな。
「この飾りは、エメラルドだな」物知りの亀が鑑定している。「へぇー!キラキラ光るね!きれいきれい♪」みんな、初めてのものを見て大喜びだよ。ちょっと触れてみたり、広げてくぐってみたり…
カニとエビは、ネックレスみたいに、海底のきれいな石を並べて遊びだしたよ。そのネックレスも、とってもきれい。なかなかのセンスだな!
しばらくすると「今夜は、このネックレスのそばに集まって、みんなで眠ろう」って相談を始めたよ。ふふふ。楽しそうだね。
『陸』の「15時」
さて、陸が「15時」。強めに降った雨が、ちょうど上がったところだよ。
大きな木の下で、雨宿りしていた人が 歩きだした。
うぐいす色の草の生えた道を、進んでいくよ。
「さっきの雨で、靴の中に水が染み込んじゃったな。なんか変な感じ。道も滑りやすくなっているから、気をつけないと」もらってきた産みたての卵を、大事そうに抱えているな。それは慎重になるね。
「家に着いたら、靴を乾かして、あったかいお茶を飲もう」
遠くの空に、うっすらと虹がかかっている。気が付いた人はどれくらいいるかな?
- 今回は「偶然で作る物語『14時』」をお届けしました。3つの物語で、何か気になった場所や、トピックはありましたか?
Youtube では、紙芝居風な動画にて
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ぜひ、遊びに来てくださいね♪
さて、次回は「16時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。