こんにちは、まつかわゆきこです。
今回は「偶然で作る物語」の「1時」を、お届けします。
「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」を使って、物語を紡いでいますよ。
前回のお話「0時」も
ぜひお楽しみくださいね♪
「1時」はどんなかな〜?
『天』の「1時」
さぁて、天は1時になったよ。真夜中を、じっくりと進めようじゃないか。
星がキラキラしているでしょ?星々って、実は色んな音を発しているんだよ。赤ちゃんの産声みたいな音とか、車のエンジンみたいな音、グーグー寝息みたいな音もあるんだ。人間には聞こえない音だよ。そう、天空は割といつも賑やかなんだ。沢山の星があるからね。だから、オーケストラの協奏曲のようになる時もあれば、弾き語りみたいな時もある。なかなか面白いでしょ?今は、ポップソングみたいだな。そして星は、くるくると発する色も変えるんだよ。今は緑色が多いな。黄色っぽい緑や、青っぽい緑。光がチカチカ激しいものや、鈍い光のもの。沢山の星が、音や色を変えている。鮮やかに表情を変える「天空ショー」を、ゆったり眺めるとしよう。
『海』の「1時」
海の中の大きな海藻の話をしよう。黄緑色の。ちょっと透けていて滑らかに波に揺れて、キレイでしょ?実はこの海藻、根本からぽこぽこと水疱を出しているんだ。この時間は、それがとってもたくさん出る時間なんだよ。
子魚達がたくさん集まってきて、その水泡を食べるんだ。「どうして?」って聞いてみたら「だって、とっても美味しいんだ!例えて言うと、お菓子みたいなものかな」ですって。ほほぅ〜深夜のおやつタイムだね。
見ていると、大きな親魚達はあんまり食べてないんだ。なんで?と、尋ねると「あれは、とっても美味しいし、栄養があるの。だから」なるほどね。
そんな中、ある魚は、この水泡をイソギンチャクの中に隠したよ。「何しているの?」「これね、このまま放っておくと綺麗な石になるの」だって!不思議な水泡。1時の海の様子。
薄紫のアメジストは、リラックス気分でつけられますね♪
小粒のものだと、他のアクセサリーと合わせても可愛い!
『陸』の「1時」
公園の「1時」電灯が灯って、ほの暗い場所。
大きな木にいるフクロウが「引っかかっているものがあるよ」って教えてくれた。何が引っかかっているの?「リボンだよ」
そんな話をしていたら、大きな木が「昼間に遊んでいた子達が、忘れていったんだ」ってさ。どうやらここで、誕生会があったみたい。楽しかったんだろうな。お誕生日ケーキのリボンが、引っかかって木を飾っているんだね。
そしたら、花壇のそばに転がっていたボールが言うよ。「僕は、また明日ここで遊ぶから。忘れられたんじゃないよ!」ふふふふ… 分かったよ。
風が吹いて、大きな木達が揺れる。リボンも踊ってるみたいに棚引いて、ボールはコロコロ転がっているんだ。
今回は「偶然で作る物語『1時』」をお届けしました。3つの物語で、気になった言葉や、パッと目に飛び込んできた絵柄はありましたか?
さて、次回は「2時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。
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