こんにちは、まつかわゆきこです。
「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」を使って、物語を紡いでいます。
今回は「偶然で作る物語」の「7時」を、お届けします。
さて、7時♪
どんな時間かな〜?
『天』の「7時」
さて、天に「7時」が訪れた。実はね、雲の上にも雨が降るの。知ってる?霧みたいな細かい雨が、雲に染み込むように、静かに降るんだ。この時間に結構多いんだよ。
少しの間天は、黒々とした空気に包まれて、雨を降らせる。次々に現れる黒い雨雲。荘厳な景色だよ。これは、雲をしっとりと保つために必要な事なんだ。
しばらくすると雨は止んで、また太陽が輝き出すよ。水分を含んだ雲に、黄金色の陽が当たっている。ふんわりしっとり、出来立てのフレンチトーストみたいに見えるな。美味しそうな雲。
『海』の「7時」
海が太陽の光で明るくなってきた「7時」。ゴツゴツとした岩が重なり合う場所から、音がするよ。何やら始まったみたいだな!行ってみよう。
からし色の岩にあるボタンを押すと、石の扉がゆっくりと開くよ。中は、コンサートホールみたいになっているんだ。舞台の上では、丁度カニたちが、マイクテストをササっと終わらせたところだった。さぁ、朝のステージが始まるよ♪カニたちの可愛い歌声と、独特のダンスが始まった。見ている魚達も一緒に踊っているよ。みんな楽しそうだな♪好きな曲で、好きなように踊るのって楽しいよね。
海の中には、実にいろんな場所があるんだ。
『陸』の「7時」
さぁ、動きが増えてきたよ。陸に「7時」がやってきた。ある家に、深い紫色の瞳の白い猫がいるんだ。朝のこの時間、新しい水をお皿に入れてもらったよ。それを飲もうとしたら…ひっくり返してしまったんだ。いつもは上手に飲むんだけどね。おかげで、辺りはすっかり水浸し。この水で出来た小さい水溜りに、朝の雲と太陽が映り込んでいる。きれいだな。
部屋の中央にある大きなテーブルでは、クッキーをかじる坊やがいるよ。ニコニコして、ちょっと踊りながら食べている。それはもう、美味しいんだろうね♪サクッサクッっといい音がして、甘くて香ばしいかおりが部屋中に広がっているよ。
- 今回は「偶然で作る物語『7時』をお届けしました。だいぶ明るくなってきましたね♪
Youtubeでは、紙芝居風な動画にて
instagrum では、投稿やリールでお届けしています。
ぜひ、遊びに来てくださいね♪
さて、次回は「8時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。