こんにちは、まつかわゆきこです。
「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」を使って、物語を紡いでいます。
今回は「偶然で作る物語」の「16時」を、お届けします。
『天』の「16時」
さて、天が「16時」になった。少しづつ空気が変わってきたな。そんなふうに感じていると、雲の中からひょこっと、おもちゃの自動車があらわれたよ。
若草色の座席には、2匹の子猫がちょこんと乗っている。猫たちは、車から降りて、雲の上を歩きながら、キョロキョロしているよ。「ここはどこ??」だって。
雲の上だよっと答えたら、びっくりして足元を見なおしたよ。
「雲って、あったかくってふわふわしてて、歩くのが面白いね!」「うん♪あっちで少し眠ろうよ」そう言いながら、ふわっふわな雲の上を、フワフワな子猫が歩いていくよ。
『海』の「16時」
さて、海が「16時」になったよ。海水の温度はあたたかく、水泡が沢山生まれては、ただよっている。
きれいだな…と見ていたら、銀色の鍋が流れて来たよ。キラキラと光に照らされて輝いている。珍しいなっと思って眺めていると、鍋の底からふにゃふにゃと足が生えて来たんだ。
実は、もうタコたちが鍋を見つけて、くっついて遊んでいたんだ!そして、コンコンッ!カチカチッ!って、リズミカルで、いい音もしているな。
どうやら、鍋の中ではエビたちがワイワイ踊っているみたいだ。
みんな珍しいものに目がないね。
『陸』の「16時」
さぁ、陸が「16時」になった。とある教室のホワイトボードには「16時半まで」と書かれている。どうやらテストをしているみたい。
みんな集中して問題を解いているね。どれどれ….
う~ん、おしいね。そんな回答がたくさん見られるな。
風に乗って窓から入って来た花びらを、答えの場所に落としてみる。
見直すときに気づいてくれるかな?
他の子のところには、飛んでいたてんとう虫に頼んで、答えの上に、ちょいと居座ってもらう。生成色の回答用紙に、花びらやてんとう虫が、ちょこんと収まっている。
そんな遊びをしながら、テストの様子を眺めているよ。
- 今回は「偶然で作る物語『16時』」をお届けしました。3つの物語で、何か気になった場所や、言葉、色などはありましたか?
Youtube では、紙芝居風な動画にて
instagrumでは、投稿やリールでお届けしています。
ぜひ、遊びに来てくださいね♪
さて、次回は「17時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。