こんにちは、まつかわゆきこです。
「閃きやインスピレーションを、受け取る方法」を使って、物語を紡いでいます。
今回は「偶然で作る物語」の「12時」を、お届けします。
『天・sky』「12時」
さて、天はすっかり真っ青。時間は「12時」になったよ。天には今、電気が走るようにカミナリが現れた。このカミナリは細かくって、静かなんだ。線香花火みたいだよ。光が弾けて、いろんな形に広がるんだ。しばらくその様子に見惚れていたよ。
すると、ウミガメが泳ぐように天にやってきた。実は海と天をつなぐ、秘密のルートがあるんだけどね。たまにそこが開いて、こんなことが起こるんだよ。
ウミガメは慣れない天でも、カンを使って優雅に泳いでいる。「海もいいけど、天もいいね。どっちも広くて楽しいな」とっても気持ちよさそうだ。
『海・sea』「12時」
さて、海が「12時」になった。この時間、海面は穏やかにじっくり揺れているな。ゼリーみたいに、プルプルだ。
天からの強い太陽の光を受けて、海の中の岩が深い緑色に見えるよ。森みたいだな。そしてその岩の周りを、鮮やかな色の魚達がクルクルと泳ぎ回っている。それぞれに面白い模様や姿を持った魚達。まるで、永遠に終わらないパズルゲームを見ているみたい。
しばらく見ていると、どんどん魚が増えていくんだ。クルクルと泳ぐうちに、模様や色が混ざって、新しい魚が産まれているみたい。これは、目が離せないな。
『陸・land』「12時」
さぁて、陸が「12時」になったよ。みんなお腹が空く頃だね。
深い黄緑色のドアのお家では、粉をこねてパンを作っているよ。
「ドーナツが食べたい!」女の子のリクエストがあったよ。お母さんは「待っててね」と言って、こねた生地を引っ張って、クルクルッとツイスト。それを油に入れて、しばらく揚げるよ。女の子は、ソワソワと、待ちきれないみたいだな。
「出来たよ〜!」揚げたてのドーナツは、とってもいい色!女の子は、フーフーしながらうれしそう。熱々で、ふわふわなドーナツを、大きな口で頬張っているよ。楽しいお昼ご飯だね。
今回は「偶然で作る物語『12時』」をお届けしました。
3つの物語で、好きな所や、パッと目に飛び込んできた絵柄はありましたか?
Youtube では、紙芝居風な動画にて
instagrum では、投稿やリールでお届けしています。
ぜひ、遊びに来てくださいね♪
さて、次回は「13時」をお届け予定です。
※全てフィクションです。